私の新築二世帯住宅の後悔・懺悔記録

親が中心に建てる二世帯住宅の設計で進む家づくりでした。経済的な部分(費用の割合)が大きな比重で親世帯に権限がありました。遠慮どころか、何も言えない、難の希望も、要望も言えませんでした。一階と二階と全くの別世帯になるように、水回りも二つあり、共同で使うのは一つの玄関だけでした。そして、すべて親のセンスで出来上がっていった家でした。二階かららせん階段(外階段)が、ありましたが、親世帯から見えるところで、使用するたびに一言二言嫌みがありました。上手に大工さんから二世帯住宅の構造上、こうするとお互い上手く行ける事を親世帯に言ってほしかったですが、無理な注文でした。お金と発言権は比例していることを知りました。一生に一回の家の建築と長期のローンを思えば、積極的に、あーしたい、こうしたいと伝えて、自分好みの家を建てたかったです。

自分の好みでない家、精神的にも苦痛な家、家庭内で上手くいくわけがありませんでした。親と、夫婦間でもいざこざが絶え間なく起こりました。どう取り繕っても上手くいかず、ローンを抱えながらも、若夫婦と子供達で別居をすることにしました。世間体もあり親は怒り切れない状況でした。ローンを抱えての別居でしたので、家賃も増え、嫁の私はダブルワークをするようにして金銭面だけでもと解決に向けましたが、家にいる時間は減り夫婦のすれ違いもでき、修復のつかない状況になってしまいました。

二世帯住宅を考えてる方達へ。たとえ二世帯、アパートの一階と二階と区切られていても小さなトラブル、精神的な問題は絶対に起こります。夫婦仲が一番大事です。親の事は我慢せずに無視し、夫婦間のきずなを大事にしてほしいです。そして長期のローンですが、せめて自分の好み、一つでも自分の思う形であれば、「私の家」として、がんばれるかもしれません。終の棲家になるような後悔のない家づくりができるといいですね。