高齢者と居住する際の新築住宅のポイント

自宅が相当築年数が経っていたこともあり、家を購入することになりました。

もとは、古い家を取り壊して新築の家を建てる予定でした。しかし、消防法で自宅から規定の道幅が確保できなければならないと言う点に引っかかるらしく、同じ土地に建て替えることができないため近所の所有地に建て替えることになりました。

家から離れた場所に建売住宅はありませんでしたし、選択肢の中に建売を購入するというものはありませんでした。

いっしょに住む家族に高齢の祖父母がいるため、古い家に似せた間取りにするということが、優先順位としてありました。

祖父母のことを考えるとバリアフリー化も必要でしたし、何より古い家はトイレと浴室が家の外にあったので、コンパクトな新築の家を建てることができて満足しています。

足腰の弱い祖父母が自力でトイレや入浴に行くことができています。

認知症の症状が出ている祖母は、数分前のことでさえ覚えていないので、新築の家の間取りが変われば、自宅にいるのによその家にお邪魔していると勘違いしてしまう恐れがありました。

多少の違和感を感じつつも、間取りが古い家と一緒なので、家の中で迷子になるということはなく、安心して暮らせています。

高齢者とご一緒に住まれる予定の方は、バリアフリーについて事前に調べてから購入検討されたほうがいいかと思います。

新築を建てるというと、若い人たちの希望が多く含まれてしまうと思います。

しかし、若い人たちもいずれは高齢者となるのですから、バリアフリーがしっかりした家を建てれば、後々は自分のためにもなるのです。